或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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スタン・リー、ジャック・カービー原作、ジョス・ウェドン監督、“アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン”。
丁度、仕事の休みと重なり、幸運なことに公開日の初回を視聴。
が、
…なぜかヨメがついてきた。
管理人「なんでついてきたの?見てもわからんだろ?」
ヨ メ「いやがらせ」
…そうですか。
さて、ストーリーは、アベンジャーズ1作でもキー・アイテムとなった“ロキの杖”を廻り、シールド(ハイドラ)の残党である、バロン・フォン・ストラッカーの東欧ソコヴィアにある古城のアジトを奇襲するアベンジャーズの面々の活躍から始まる。
つかみはバッチリ、チーム・メンバーそれぞれの活躍シーンをじっくり堪能。
しかし、アジトにはかつてトニーの開発したミサイルで親と家を失くし、復讐のために自ら志願して人体実験の被験者となった双子のマキシモフ姉弟、スカーレット・ウィッチ(ワンダ)とクイック・シルバー(ピエトロ)が。
クック・シルバーが驚異的なスピードでアベンジャーズを翻弄する間、スカーレット・ウィッチは、次々とメンバー達にマインド・コントロールを施して行く。
事件後、トニー・スタークは、マインド・コントロールによって見せられた未来の幻影に突き動かされ、ブルース・バナーの協力のもと、秘密裏のうちに“ウルトロン計画”に着手するが…。
前回のメンバー、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ソー、ハルク、ホーク・アイ、ブラック・ウィドウの6人に加え、今回は新メンバーとして、スカーレット・ウィッチとクイック・シルバー、そしてヴィジョンが登場。
更に、ウォー・マシンやファルコンまでチョイ役で参加しており、初見の人が見たら何が何やらといった感じ。
恐らく来年公開予定の“キャプテン・アメリカ3/シヴィル・ウォー”ではヒーロー同士の分裂、衝突がメイン・テーマなので、今の内にそれなりの数のヒーローを登場させる必要があったことと、主要キャストのギャラの高騰化で、原作コミックに準じたメンバーの入れ替えなどが画策されたのではないかと勘ぐってみる。
今後、“キャプテン・アメリカ3/シヴィル・ウォー”でキャップが、“マイティ・ソー3/ラグナロク”でソーが消えることも予想されるが、今年映画が公開されるアントマンや、リブートされるスパイダーマンの参加など、ますます混迷するメンバーの入れ替えに日本の観客がどこまでついていけるかが謎。
アラン・テイラー監督、クリス・ヘムズワース主演、映画「マイティ・ソー ダーク・ワールド」公開初日に鑑賞。
毎月1日は映画の日ということで新作にも関わらず千円ポッキリ。超得した気になってルンルン気分。ちなみについてくるとうるさかったヨメは仕事だったのでひとりで鑑賞。
かつて、アスガルド王オーディンの父、ボーは、この宇宙ができる以前に“闇”を支配していたダーク・エルフ一族を一掃し、闇のエネルギーの源泉である“エーテル”を、誰にも見つからぬように異次元の彼方に封じ込んだ。
そして現代。アベンジャーズの事件から1年後、ロンドンで発生した原因不明の重力の異常現象を調査していた天文物理学者のジェーンは、惑星直列の影響で不安定になった次元の隙間に迷い込み、隠されたはずのエーテルを発見、偶然それを体内へと取り込んでしまう。
その頃、ソーは9つの世界の平和を取り戻すために闘いを続けていた。だが、アスガルドに凱旋帰国した折、ブヒレストの監視者ヘイルダムからジェーンの存在が宇宙から消えていることを知らされる。
ジェーンの危機を察したソーは再び地球を訪れ、ジェーンの体内からエーテルを取り除くためにアスガルドへと連れ帰る。
だが、エーテルの存在を察知したダーク・エルフの王マレキスが復活、再び闇のパワーを奪還すべくアスガルドへの侵攻を開始。不意打ちによりアスガルドに大損害を与える。
冷静さを失い、復讐のために全面戦争突入を決意するオーディン王に対し、これ以上の犠牲が拡大することを危惧したソーはジェーンとエーテルを切り離し、なおかつマレキスを倒すために一計を案じる。
しかし、その計画を成功させるためには、異次元へと通じる抜け道を知る唯一の人物であり、今は終身刑で監獄に幽閉されている弟、ロキの協力が必要不可欠なのであった。
今回の主役はなんといってもトム・ヒドルストン演じるロキ。
勿論、予定調和の範囲内ではあるものの、魔術師にして策略家でもあるロキの魅力が遺憾なく発揮されている。
あくまでも正統派の主人公たる“光”のソーに対して、その“影”であるロキの存在は、やはりこの物語にとって重要な要素のひとつとなっている。
互をよく知る兄弟がゆえ、その複雑に入り混じった愛憎紙一重の感情が引き起こす兄弟喧嘩に宇宙全体が巻き込まれてしまうことを考えると、まったくもって迷惑千万な話である。きみたち、そーゆーことは家ん中だけでやれよ。
今回はユーモアの要素も多く、またアベンジャーズ絡みのネタも仕込まれていて楽しめた。
ソーの仲間、ウォリアーズ・スリーのホーガン役である浅野忠信も再登場してる。
ただ、やはり続編としての映画ってのは、単体で見ると説明不足で物足りない面があることは否めない。レンタルDVDもあることだし、この映画見る前に、前作についてはそっちで予習しておいてね、みたいな前提条件がごく当たり前になってしまったからかもしれないが。
リーサル・ウェポンシリーズのシェーン・ブラック監督、ロバート・ダウニー・Jr主演の映画『アイアンマン3』。
管理人は今日から三連休ということもあり、本日、劇場で鑑賞。
ストーリーは、アベンジャーズ事件から1年後。アイアンマンことトニー・スタークはスターク・インダストリーズ社の経営を恋人であるペッパー・ポッツに任せていた。
トニーはロキやチタウリという人外の敵との戦いでPTSDを患い、不眠症やパニック障害に悩まされながらも、将来現れるかもしれない未知の敵に対する不安にかられ、新アーマーの開発に没頭する毎日を送っていた。
一方、各地のアメリカ軍基地に対し爆破テロを繰り返し、電波ジャックによる犯行声明を行うマンダリンというテロリストが現れる。
ジェームズ・ローズ中佐はアメリカ大統領の命を受け、ウォー・マシーンを改良し新たにアイアン・パトリオットと命名されたアーマーを使って、マンダリン一味を追うのだが…。
さて、映画の内容に関しては、予想を裏切り、期待を裏切らないエンタメの原則に忠実に則った良作。
しかし、色んな意味で色んなものの扱いがぞんざいな気がした。
例えば、アーマーの型番がいきなりマーク42。
アベンジャーズの最後の時点でマーク8なんだから、一体一年間でどんだけアーマー開発したんだよ、みたいな。(なお、この伏線はもちろん劇中で回収される。)
また、ウォー・マシンのリペイントでアイアン・パトリオットってなんやねん。
おまえはどこのハズブロかっつーの。
もしかして、現実がフィギュアに追いついたのかもしれないが。
コミックのアイアン・パトリックは、トニーの研究室から盗まれた試作品のアーマーであり、実は悪役なのだが、その設定も実は映画の中でちょっとだけ活かされている。
更に今回の敵はAIMとマンダリンである。
映画第1作目のテロリスト集団“テンリングス”の名も、実はマンダリンの十本の指に嵌められた特殊能力を持つ10個の指輪に由来している。
マンダリンといえば、アイアンマンの原作コミックでも活躍する、超有名なヴィランのひとりなのだが…。
…いいのか、それ?(色んな意味で)
ツッコミどころ満載だが、スタン・リーもカメオ出演しているし、今回はクレジットの後にオマケ映像も見逃すことなく鑑賞できたので、よしとする。
やはり監督が変わったせいか、映画の雰囲気も前作までとは一味違う。
良いのか悪いのかは判断に困るところだが、個人的には、ストーリー性が重視された分、やはり、色々な面でアメコミの映像化としての利点が損なわれてしまった気がしないでもない。
まあ、面白いか面白くなかったかと言えば、もちろん面白かったのだからいいのだが。
…今からでも遅くないから3.75インチの可動フィギュアを出してくれ。
スターウォーズの版権がディズニーに売却されたと聞いて一抹の不安を感じたが、その暗澹たる空気を吹き飛ばすかのように、絶妙なタイミングで登場したのがこの“ロボット・チキン スター・ウォーズ”。
最初は何が何だかわからかったが、ロボット・チキンとは、2005年から北米のカートゥーン・ネットワークの深夜枠、「Adult Swim」で放映されたストップモーション・アニメーション番組とのこと。
アクションフィギュアやクレイアニメーションなどを使用して、ポップ・カルチャーをブラックに皮肉った内容で人気番組となったが、通常15分の枠を倍にし、『スター・ウォーズ』ネタのみの特番を2007年に放送後、大絶賛を受けた『スター・ウォーズ』シリーズで、アニー賞を受賞している。
『スター・ウォーズ』の各エピソードにおける数々の名場面の再現や、ありえないシチュエーションでのジョークなど、 ファンにはたまらないエピソードが満載。
制作は、『オースティン・パワーズ』のDr.イーブルの息子でもおなじみのセス・グリーンと、マシュー・センレイチが行っており、この2人は『スター・ウォーズ』新作コメディアニメの制作を行うことが決定しているとのこと。
気になる吹替キャストも実に豪華で、エピソードによって多少異なるが、オリジナルの『スター・ウォーズ』キャストが集結し、
ルーク・スカイウォーカー…マーク・ハミル
ジャー・ジャービンクス…アーメド・ベスト
レイア…キャリー・フィッシャー
ランド・カルリジアン…ビリー・ディー・ウィリアムズ
C-3PO…アンソニー・ダニエルズ
と、それぞれ自身が演じたキャラクターを吹替えし、さらにジョージ・ルーカスまでもがまさかの本人役で参加。
日本語吹替版でも極力『スター・ウォーズ』本編を吹替えた声優を出演させるなどの力が入っている。
個人的には撮影に使用されているフィギュアが、知っているものばかりで結構笑えた。
これでジョージ・ルーカス公認なのだから、御大も懐が深い。