或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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こちらは、ビデオゲーム。家庭用ゲーム機のN64とのマルチプラットフォームとして開発された。
当時としては珍しくPC版は3Dアクセラレータ必須で、マイクロソフト社のサイドワインダー・フォース・フィードバック・プロという振動を体感できるゲーム・スティックに対応。
内容も良く作りこまれており、他のメディアでは脇役だったダッシュ・レンダーをメインのプレイヤーキャラクターに据え、ホスからの脱出、宇宙空間でのシューティング、タトウィーンでのバイク・チェイスなど、手を換え品を換え、盛り沢山な内容。(コミック、小説版に比べて活躍しすぎのような気もするが…。)
しかも、帝国軍兵士だけではなく、IG-88やボバ・フェット、果てはスレイヴ1と戦うステージも用意されており、映画ファンなら嬉しい悲鳴の連続だ。(IGシリーズに飛行機能がついてるとは知らなかったなぁ。)
のちに、特に評判の良かった飛行戦がピックアップされ、『ローグ・スクアドロン(ローグ中隊)』というフライト・シューティング・ゲームも発売された。こちらも好評を得て、デス・スター戦を扱った続編も制作されたが、残念ながら続編の方はPCに移植されず、随分悔しい思いをしたものだ。
なお、映画『新たなる希望』特別編ではダッシュ・レンダーの愛機、アウト・ライダーがモス・アイズリー港から飛び立つシーンが付け加えられたというのは有名な話。
これだけ引いておいて申し訳ないが、現行OSでの動作確認はしていないので悪しからず。
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いきなり古いゲームを紹介したりする。
ドリームフォージ社で開発され、1998年にリリースされた『サニタリウム』。
交通事故で顔と記憶を失った主人公が、どことも知れぬ精神病院で目覚めたところからストーリーが始まる。
“ Where is this ?” “ Who am I ?”
今となっては良くあるパターンのアドベンチャーゲームではあるが、現実と幻想の境界線上で、自分の正気を疑いながらリアルな意味で“自分探し”を行うのもまた一興か。
ゲームは三人称視点のタイプで、雰囲気は一環して不気味でグロテスク。
「怖い」「恐ろしい」ではなく「気持悪い」「気味が悪い」という表現こそこのゲームのイメージを端的に表現しているように思う。
頭を強打したせいか、地に足が着いていないような不可思議な現実世界と唐突に訪れるフラッシュバック。ここは本当に現実の世界なのか、それとも…?
暑い夏の夜にこそ、押入れの中から引っ張り出してやりたくなるような作品だ。
今だ根強い人気を誇る、サム・ライミ監督の出世作『エビルデッド』。
“死霊のはらわた”という、配給会社のものすごいネーミング・センスによる邦題のインパクトもさることながら、やはり主人公アッシュ役のブルース・キャンベルの鬼気迫る演技は一度見たら忘れられない。
10年ほど前にも一度マルチプラットフォームでゲーム化されてはいたが、ファンの間では期待され、公式サイトも盛り上がっていたにも関わらず、リリースされた作品はクソゲー中のクソゲーであった。
今回の『REGENERATION』は、パッケの売り文句通りキャンベル自身が声優をつとめており、グラフィックもややコミック調だが、丁寧な作りになっている。
ゲームはサードパーソンビュー・アクションで、死者の書ネクロノミコンを悪用しようとするハンニバル・レクター似の医者(またかよっ?!)のいる精神病院に隔離されたアッシュが、美人女性弁護士を助けるために、ショットガンとチェーンソウを手に死霊達に立ち向かう。最初の1~2ステージは、ファンへのサービスなのか、思わずニヤリとしてしまうシーンも多い。
映画『コンスタンティン』のオフィシャル・ビデオゲーム。
主人公のジョン・コンスタンティンは、原作コミックではデヴィット・ボウイ風金髪ブリーチヘアのチョイ悪オヤヂだったハズだが、なぜか映画ではモク中で肺ガンの不健康で不健全な黒髪の美青年になっている。いずれにせよキアヌ・リーヴスが演じてるせいで、オカルト版『マトリックス』にしか見えないのはどうしようもない。
ゲームの内容はサードパーソンビューのアクション・シューティングで、振り向きざまに銃を撃つとストップモーションになるあたり、『MAX PYNE』的な要素も加えられている。
また、映画同様“水”が重要なアイテムになっており、体力回復やこの世と地獄を繋ぐポータルの役目も果たしている。
ザコキャラの地獄のデーモンには頭の上半分がないという設定はデザイン的にも面白い。脳ミソがないので本能ムキ出しってことらしいが、是非マクファーレン社あたりでフィギュア化して欲しかった。残念。
ところで、映画でも重要な役目を果たしている“キリストを刺した槍”は後にギレルモ・デル・トロ監督の『ヘルボーイ』でも小道具として使われている。
…まさに楽屋オチ。
映画じゃなくてゲームの方ね。
マルチプラットフォームで販売され、原作ものと言うこともあり、あまり期待していなかったけどピーター・ジャクソン監督自ら監修したと言うので購入してみた。
CD4枚組と言う量に一瞬恐れを為したが、1枚は丸々メイキング、1枚は24MB程度のスクリーン・セイバーとイメージ・アートだったので実質2枚…ま、どうでもいいけどネ。
さて、肝心の内容は、映画のモーションキャプチャーを流用しているだけあってキャラの動きは結構スムーズだが、操作はかなり大雑把。良くも悪くもコンシューマ向けの造りか。
弾の残数を気にしながらチマチマ進むオーソドックスなFPSタイプのジャック・モードと、豪快な力技をマウスの連打で反映する固定視点のコング・モードがあり、どちらか一方ならすぐに飽きてしまいそうだが、交互に入れ替わってるので結構楽しめる。
特にジャック・モードで巨大なティラノサウルスに追いかけられるシーンはマジで焦る。
ただ、バグが多い、すぐ落ちる、オートセーブ方式で、一度落ちるとかなり前のステージから再開しなくてはならないと難点も多い。(今更パッチのリリースは期待できないしねぇ。)
プレイヤーはいっぺん死んでロードされるまで、一体どこでセーブされてるのか分からないので、バックアップのためにも、一区切りついたらできるだけこまめにセーブしておいた方が無難かも知れない。
おっと、フツウのレビュー記事だね、こりゃ。
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