或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
いきなり古いゲームを紹介したりする。
ドリームフォージ社で開発され、1998年にリリースされた『サニタリウム』。
交通事故で顔と記憶を失った主人公が、どことも知れぬ精神病院で目覚めたところからストーリーが始まる。
“ Where is this ?” “ Who am I ?”
今となっては良くあるパターンのアドベンチャーゲームではあるが、現実と幻想の境界線上で、自分の正気を疑いながらリアルな意味で“自分探し”を行うのもまた一興か。
ゲームは三人称視点のタイプで、雰囲気は一環して不気味でグロテスク。
「怖い」「恐ろしい」ではなく「気持悪い」「気味が悪い」という表現こそこのゲームのイメージを端的に表現しているように思う。
頭を強打したせいか、地に足が着いていないような不可思議な現実世界と唐突に訪れるフラッシュバック。ここは本当に現実の世界なのか、それとも…?
暑い夏の夜にこそ、押入れの中から引っ張り出してやりたくなるような作品だ。
PR
趣向を変えて、ちょっとコレクションの自慢。
米マテル社の『マスターズ・オブ・ザ・ユニバース』シリーズをご存知だろうか?
日本ではあまり馴染みがないが、1980年代に全米を席巻した超ヒットアニメであり、今日では当たり前となったミックス・メディアのハシリとして同時展開されたアクション・フィギュアも飛ぶように売れた、メガ・ヒット商品である。
同社は当初、ロバート・E・ハワード原作、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『コナン・ザ・グレート』の公開に合わせてコナンのフィギュアのライン化を企画していたが、営業部から「やたらと刃物を振り回す異教徒が主役では子供に悪い影響を与えるんじゃないの?」という意見が出たことにより、急遽路線を変更。その結果として正義のヒーロー、ヒーマンが誕生したと言われる。(主人公がコナンに似ているのは、その名残か?)
しかし、公式アナウンスの真偽のほどは定かではないが、実際のところ当時は映画『スター・ウォーズ』のヒットを受けて、世の中がSFブーム一色になっていた時期であり、「どうせならコナンを未来型マシンに乗せたら子供たちに2倍ウケて売り上げも2倍になるんじゃない?アハハハハ。」と言ういかにもアメリカ人らしい軽いノリによる産物ではなかったのか?とも考えられる。
実際問題としてオリジナル商品ならライセンスのマージンも要らないワケだし、会社としてはウハウハだろう。
そして一見無謀とも言えるこの企画がヒットしてしまうあたりがアメリカのスゴイところである。(*)
恐らくアメトイに少しでも興味のある方ならば、半裸のバーバリアンがビーグルに乗った奇妙でレトロなイメージを一度くらい目にした事があるのではないだろうか?ファンタジーとSFが混在するなんでもありの世界、それが『マスターズ・オブ・ザ・ユニバース』の魅力であった。
そして時は流れ2002年、ケーブルテレビのカートゥーンネットワークでアニメがリメイクされ、当然の如くアクション・フィギュアも新シリーズが発売された。原型はマクファーレン社の下請けもやっていたフォーホースメンスタジオが担当。当節流行のリアルな造型ながらも、オミットされがちなギミック(仕掛け)を残したあたりがオリジナルのファン層にも評価されたが、期待したほどの売れ上げは伸びなかったようで、現在ラインはあえなく休止中。
しかし、ネカ社で同スケールのミニ・スタチューのライセンス生産が継続しており、アニメ化されなかったオリジナル・キャラクターのリメイクを中心に展開しているため、これまたオリジナル・ファンの心をくすぐっている。
画像はマテル社による欧州限定版のスネーク・アーマー・ヒーマン。
シーズン半ばで終了してしまったが「ライズ・オブ・スネークマン」で新しいパワーを身に着けた新コスチュームのヒーマンである。
欧州からの仕入れルートがあまり一般的でない日本では入手困難であったため、US e-beyの代理入札を通じて手に入れた。
(*)近年でも下水道で巨大化したカメの忍者がカンフーを使って悪と戦うというワケのわからないコミックがバカウケしてるような国である。やはり伝統なのだろうか?
以前紹介した、スターウォーズのオリジナル版DVD発売記念の3.5インチフィギュア・セット。
日本版の発売予定がないと言うこともあり、アメトイショップさんがこぞって独自ルートで仕入れ、強気の値段で売り出したものの、売れ行きはあまり芳しくなかった模様で、早々にセール品として売却されるようになった。まぁ要はリパックだしね。
そこで、この機会にかねてから気になっていたジェダイ・ルーク目当にイチかバチかでセット購入を試みた。すると期待通り頭部のペイントとローブの造りにマイナーチェンジが施されており、単体で販売されたジャバズ・パレス・バージョン(OTC-06)よりも良い感じに仕上がっていた。フィギュア自体は以前と全く同じ造型で、ただ単に目の部分のペイントを変えただけなのだが、ぐっとマーク・ハミルの印象に近くなっているのがわかる。また、ローブの形状を整え、肩口をすっきりとさせている点もポイントが高い。
<左>OTC-06 <右>Commemorative DVD Collection
このセットには他にもパルパティーン(SAGA-043)、C-3PO(VOTC)、R2-D2(Jabba's Sail Barge)が含まれているが、ルーク以外でなかなか良かったのがR2のフィギュア。
頭部ドームのカラーは落ち着いたフラット・シルバーで、センターホイールはボディに収納できるタイプ。また、その他に余計なギミックは一切付いていない。一見何の変哲もないR2だが、ありそうでなかったスタンダードなフィギュアだけに結構嬉しい。(まぁ、元のフィギュアのアクセサリー用に頭頂部の穴が開いたままになっているのはご愛嬌だが。)
<左>Commemorative DVD Collection <右>Commtech Chip Figures
散々迷った挙句、DVD購入。
なぜ迷ったかと言うと、いずれ"スペシャル・エクステンデット・エディション"が発売されると聞いたからである。
本編は映画館でじっくり堪能したので、今更同じものを16インチの液晶ディスプレイごときで見る気にはならない。(…見たけど。)
しかし、モノの愛し方は十人十色千差万別だが、リメイクを試みる際のオリジナルへの畏敬の念や、それでもなおかつ自分なりのやり方への固執ってはどうやって折り合いつけてるんだろうか?
映画のところどころ挿入されたオマージュカットや、元・ホラー映画監督らしい悪ノリした蟲の群は、やっぱり何かしらのこだわりの顕現なのだろう。
実のところ今回購入に踏み切った真の目的は本編にあらず。付録の『THE WORLD OF KONG』が欲しかったのである。
約120ページ余りの小冊子であるが、オールカラーでスカル・アイランド(髑髏島)の歴史、地理、生態について詳しく解説している。
これ一冊あれば海難事故でスカル・アイランドに漂着しても生存確率が大幅にアップすること間違いなしなので、1家に1冊は常備しておくべきだろう。(島はもう無いらしいんだけどね。)
【関連記事】
・フィギュア
・ゲーム