或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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<画像1>
いや、仕事忙しかったせいか全然知らなかったんすけど、いつの間にかどこぞのトイフェアで米マーベルトイズ社(旧トイビズ)のレジェンダリー・コミックブック・ヒーローズ第3弾の原型(?)が展示されていた模様。(いないと思うけど、見逃した方、こちら。)
シリーズ3は当初アイスジャイアト・ウェブと銘打たれ、恒例のビルドフィギュアは、ロバート・E・ハワード原作の「蛮人コナン」シリーズの短編小説「THE FROST GIANT'S DAUGHTER(邦訳タイトル:氷神の娘)」に登場するフロスト・ジャイアント(画像右端)。
…つか、ビルドがフロスト・ジャイアントなんだから、最初からフロスト・ジャイアント・ウェブにしとけよと言いたい。問い詰めたい。
スミスやブッシマの描く旧マーベルコミック版ではなく、現在同コミックの権利を有する米ダークホース社から刊行されている、新シリーズのデザインを採用しているようだ。(アーティストはキャリー・ノード。)
ちなみに原作及びコミックには、兄弟で登場する。
<画像2>
…つまり、2セット買えってかっ?
他にもサヴェッジ・ソード版コナン(マーベル・コミック時代のコナンの別シリーズ。フィギュアは画像1中央)や、英2000AD社の“ジャッジ・ドレッド”シリーズの悪役ミーン・マシーン(画像1左端)など、嬉しい顔ぶれも含まれている様子。
後2体の名前が上がってないので、社内で検討中なのかも知れない。
1体は、フロストジャイアントの妹である氷の乙女かもしれないと予想しているが、いずれにせよ今回はセット買い確定かな…。
…てか、兄弟でもビミョウに顔が違う(左の下顎犬歯の折れ具合とか)ので、ビルドのバリエとか本気でヤメテね…。
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デジャヴ
トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演映画“デジャヴ”。
タイトルのデジャヴとは「既視感」と呼ばれる心理現象で、脳の記憶が錯綜することによって、目の前で起きた事象を過去にも見たことがあると誤認識すること。
いつものとおり予備知識は予告編の流し見程度だったため、先入観だけでストーリーを予測して観賞に臨む。
予想では連続事件を既視感で予測できる女性と、警察官による事件解決の物語と思い込んでいたら、コレが全くの大ハズレ。ってか、カスリもしない。
冒頭でのフェリー爆破事件はともかく、いきなり勝手にヒロイン視していた女性クレア(ポーラ・パットン)が焼死体で登場し、一人でパニクる。
(ヒロイン、死んでるし…。)
事件を担当するATF(アルコール・タバコ・火器取締局)の捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)は、この女性が事件の鍵であると推測するが、同じく捜査を進めるFBI捜査官のプライズワーラ(ヴァル・キルマー)は、ダンの優れた捜査能力に目をつけ、ある特別な捜査に協力を要請する。
それは政府が極秘裏に開発した、過去の出来事を4日と6時間遅れで細部まで再現できる装置“タイム・ウィンドウ”を使用して犯人を追跡するという画期的な捜査方法であった。
(ええっ?超能力・犯罪映画かと思ったら、ここでいきなり架空超兵器映画に突入っつすか?!と更にパニクる。)
ダグはこの装置を通じて生前のクレアを観察するうちに、奇妙な違和感を感じはじめる。
そしてダグの、ある試みに対し、全て過去の出来事であるはずの画面の向こうで彼女が反応を示す。更にその途端、装置は過負荷をおこして一次的に停止してしまうのだった。
ダグの疑惑は確信に変わり、猛烈な勢いでスタッフを問い詰める。
そして、スタッフの口から、“タイム・ウィンドウ”は制作段階において偶然にも過去と現在の接点を生じてしまったのだと告げられる。つまり、未知の危険性を孕むものの、この装置によって過去に干渉することができるのだ、と。
(実はSF・タイムパラドックス映画っすかっ?!)
更に物語りは続くのだが、終盤では序盤で蒔かれた伏線が次々と明らかになり、めまぐるしく翻弄されながらも、ラストまで一気に惹きつけられてしまった。
いやはや、久しぶりに面白い映画を観させていただいた。
良いほうに予想を裏切られるってのは、やっぱりいいもんだね。
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ピッチブラック
宇宙一の凶悪犯罪者であるリディックのデビュー作となった『ピッチブラック』。
何億と投じて製作された超大作『リディック』(原題:THE CHRONICLES OF RIDDICK)は大コケだったが、リディックをプレイヤーキャラクターに据えたPCゲームをプレイしたことを契機に、リディックというキャラクターそのもに興味を覚えたため、以前から是非見たいと思っていた作品だった。
ストーリーは賞金稼ぎに拿捕されたリディックが民間の貨客船で宇宙空間を輸送されるところから始まる。貨客船は不慮の事故により三つの太陽から一日中光が振りそそぐ、不毛な惑星に不時着し、女性操縦士、賞金稼ぎ、リディックを含め、数人の乗客が生き残る。
しかし、惑星の地下にはおびただしい数の肉食エイリアンが存在しているのだった。
水を求めてたどり着いた無人の地質調査隊の基地でエイリアンの存在を知った一行は、更に22年に一度の日食の際に、光を嫌って地下に住まう肉食エイリアン達が地上に姿を現すこと、そして間の悪いことに次の日食がすぐ間近に迫っていることに気がつく。
一向は生命の危険を賭して、壊れた貨客船から動力源を運び出し、地質調査隊の残した脱出船で惑星から逃れ出ようとする。
しかし、貨客船にたどり着いた時点で日食が始まり、ひとりまたひとりと肉食エイリアンの犠牲となってゆくのだった。
極限状態の中でそれぞれの思惑が錯綜し、物語は思わぬ展開を見せる。
ストーリーは別に目新しいものでもないが、何をおいてもリディック役のヴァン・ディーゼルがカッコいい。
宇宙船や大群で押し寄せる肉食エイリアンのデザインもなかなか秀逸で、B級SF的なテイストにあふれており、それでもチープでない点で高く評価したい。ここらへんの匙加減はなかなか難しく、あまり凝っていても、逆にいい加減でも映画の雰囲気そのものをぶち壊しかねない。
なんにしても、このリディックの宇宙一の凶悪犯罪者の肩書きに反して悪いんだか優しいんだか煮え切らないところが、見ていて非常に微笑ましい。『リディック』に続く伏線も多いので、このヴィン・ディーゼル演じるリディックというキャラクターに興味を覚えた方にはオススメしたい作品。
本日は、米DCダイレクト社のシークレットファイル・シリーズ、バットマン・ローグズギャラリーからザ・ペンギン。
ローグズ・ギャラリーとは「悪党陳列室」くらいのニュアンスでいいのだろうか?
ペンギンはその名のとおり鳥類のペンギンに似た容姿のヴィランで、DCコミックのバットマン・シリーズに登場する。本名はオズワルド・チェスターフィールド・コブルポット(Oswald Chesterfield Cobblepot)。
短躯にタキシードを着てシルクハットを被り、目には単眼眼鏡、手には常に仕込み傘を所持している。
フィギュアは下半身こそ固定だが、首、肩、肘関節、手首が可動。
コミカルな体系を上手く造型しており、全体のバランスが秀逸。
トレードマークであるシルクハットとコウモリ傘などアクセサリーも充実している。また、アメトイには珍しく、煙管(キセル)も付属。タバコ関係は子供対する悪影響を懸念して自主規制されることが多々あるのだが、最近はユルくなったのかな?
ティム・バートン監督の映画『バットマン・リターンズ』ではダニー・デヴィートが演じ、まさにハマり役だった。
先日紹介したバットマン、ジョーカーと。
ご覧のとおり、コミックに忠実な短躯だが、存在感はバッチリ。
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The Chronicles Of Conan: The Curse Of The Golden Skull And Other Stories (Chronicles of Conan (Graphic Novels))
米ダークホース社から刊行されているクロニクル・オブ・コナンの第6巻(TMP)。
旧マーベル・コミック社から刊行されていたコナン・ザ・バーバリアン、35話~42話の全8話をリペイントしたものを収録。
今回は、表題作となった37話にペンシラーとしてニール・アダムス、40話にリッチ・バックラーを迎えている。それぞれの描くコナンを比較してみるのも面白い。(ちなみにカバーアートは37話の表紙。)
さて、以前から気になっていたのだが、ブッシマと共に、長らくコナンでインカーを務める、アーニー氏。
目次には アーニー・チャン(Ernie Chan)と記されているのだが、本編の表紙にはいずれもアーニー・チュア(Ernie Chua)となっている。
以前も述べたが、アメコミはアーティスト次第で画風がコロコロ変わるので、誰がどのパートを務めているのかを知る事は重要なポイントである。
別人なのか、兄弟なのか、ペンネームを使い分けているのか、それとも単なる誤植なのか不思議に思っていたのだが、調べてみると実はやっぱり同一人物で、アーニー・チャン(Ernie Chan)が正しい。
氏はフィリピン出身のコミック・アーティスト(ペンシラー及びインカー)なのだが、アメリカ入国時に当局が名前を間違えて書類を作成してしまったために、法律上の問題で、しばらくの間は正しい名前で公の出版物にクレジットできなかった、というのが真相らしい。
なお、余談だが氏は惜しくも02年に引退を表明している。
第6巻の収録作品、アーティスト及びインカーは以下のとおり。
35.THE HELL SPAWN OF KARA-SHEHR (Artist by Jhon Buscema,Inked by Ernie Chan)
36.BEWARE THE HYRKANIANS BEARING GIFTS
38.THE WARRIOR AND THE WERE-WOMAN (Artist by Jhon Buscema)*
39.THE DRAGON FROM THE INLAND SEA! (Artist by Jhon Buscema)*
40.THE FIEND FROM THE FORGOTTEN CITY
42.NIGHT OF THE GARGOYLE! (Artist by Jhon Buscema, Inked by Ernie Chan)
*目次ではErnie Chanになっているが本編にはinkerのクレジットなし。