或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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…買っちまった。
ここ最近、あまりに過酷な仕事に追われるあまり、思わず、
「自分ご褒美♡」
と、まるで丸の内のOLみたいなノリで買っちまったぜ…。
そんなワケで、本日は、米マテル社、マスターズ・オブ・ザ・ユニバース クラシックから、スネーク・アーマー・ヒーマンを紹介。
ヒーマンは「マスターズ・オブ・ユニバース」という、1980年代に全米を席巻したアニメ番組の主人公。
「マスターズ・オブ・ユニバース」自体はマテル社のメディア・フランチャイズであり、フィギュア、コミック、アニメ等で展開され、数多くのキャラクターグッズが販売された。
2002年にも現代風にリメイクされたアニメがケーブル・テレビのカートゥーン・ネットワークで放映。また、コミックも、ダークホースやDCコミックスからミニ・シリーズとして出版されている。
オリジナル同様リメイク版もフィギュア化され、そこそこの人気を博したのだが、いかんせん、肝心のアニメの方が今ひとつ人気が振るわず、志半ばにして哀れ打ち切りに。合掌。
その煽りを食らってフィギュアも生産終了の憂き目にあい、一部の原型はネカ社に買い取られミニスタチューとして販売されている。
しかしマテル社は次にマスターズ・オブ・ザ・ユニバース・クラシックと銘打ち、オリジナル・シリーズのイメージを踏襲しつつも、当時主流になりつつあった可動部を増やす、という新たなコンセプトで新シリーズを展開。これが新旧両ファンから受け入れられ、現在に至る。
さて、フィギュアは一応クラシックス・シリーズに属してはいるものの、どう見てもリメイク版に近いデザイン。
個人的にはマッチョな体型と左右非対称のアーマーが非常にツボ。
ヒーマンのパワーの源であるパワー・ソードは背中に収納可能。
このパワー・ソードのデザインも明らかにリメイク版のものである。
右手に別パーツのヘビを捕らえるハサミ(コロダイト・スネーク・ピンチャー)を装填。
この武器は本来、籠手から飛び出すという設定。
ヒーマンと言えば、映画「ゴーストバスターズ2」の冒頭で、落ちぶれたスタンツとゼドモアが保育園の園児達を相手に、例のテーマソングで踊りながら、サビの部分で、“Who gonna call?♪(誰を呼ぶ?)”という問いかけに対し、本来は“ゴーストバスターズ!”と答えるところで、園児たちが声を揃えて“ヒーマン!”と叫んだのを聞いてガックリしてしまう、というシーンがある。
近年、マテル社はゴーストバスターズのフィギュアも手がけているのだが、まかさか映画公開当時はそのようなことになるとは思っていなかっただろう。巡り合わせとは非常に面白いものである。
本日は米DCコレクティブル社、DCコミックス デザイナー・シリーズからグレッグ・カプロ版Mr.フリーズをご紹介。
Mr.フリーズと言えば、言わずとも知れたバットマンに登場するヴィランのひとり。
ジョーカーやペンギンに比べ、さほど人気のあるキャラクターでもなかったのだが、ティム・バートン版の映画でアーノルド・シュワルツェネッガーが演じて以来、ムキムキマッチョなイメージが定着、一躍知名度が高まった。
もう、ね、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンくらい原作コミックのイメージを覆してしまったワケですよ。
しかし、ご覧のとおりカプロ版のMr.フリーズに至っては、ごくごくフツウの体格(もちろん、アメコミにしては)。
管理人は、ローグズ・ギャラリー、アーカム・シティ版等も所持しているが、ある意味原点回帰ともいえるスタイリッシュなデザインには非常に好感を覚える。
あれ?なんか違うくね?
Mr.フリーズの初登場は1959年。摂氏零度以下でしか生きられない身体を持ち、筋力増強も兼ねる冷凍スーツに常に身を包み何でも凍らせてしまう冷凍銃を武器とする。
オリジンについての色々な後付け設定がされたのはアニメ版からとのこと。
生きとし生けるもの、幸せなものを全て凍らせるというのが信条で「心まで凍った男」を自称し、冷凍スーツの動力にダイヤモンドを使用するため、ダイヤに絡んだ窃盗に関わる犯罪を起こす事が多い。
“摂氏零度以下でしか生きられない”という設定のためか、初登場時から暫くはミスター・ゼロ(Mr.Zero)と名乗っていたが、1960年代の実写TVシリーズより今のミスター・フリーズに改められた。
さて、フィギュアに関しては非常に良くできており、管理人は非常に気に入っている。
プロポーション及び造型は秀逸。レトロ風なデザインも非常にツボ。
頭部の透明なドーム状のヘルメットは着脱可能。
カラーリング及びペイントも良好。
可動部位もかなり多く、最近のDCコレクティブルズの努力が伺える。
股関節は一見スウィブルのようだが、実はヒンジで脚を左右に開く事も可能。
アクセサリーとしてお馴染みのフリーズド・ガン(冷凍銃)が付属。
ヘルメットを外すと、坊主頭ではなく実はモヒカンであることがわかる。
キャラデザをしたグレッグ・カプロは、やはり、イメージ・コミック時代のスポーンやクリーチあたりを真っ先に思い出すのだが、知らないうちにバットマンの梟三部作で新境地を開いていた模様。正直、トッド・マクファーレンとの確執のせいか、あまりいい印象は持っていない。
とりあえず、マーベルだけで手一杯で、とてもではないがDCにまで手を広げる余裕はないのだが、バットマンだけはいつもついつい手が伸びてしまうんだな、これが。
本日は、米ハズブロ社、マーベル・インフィニティシリーズから、マーベルズ・ビーストを紹介。
いつもの如くマーベルズとは“驚異的な”“驚くべき”というマーベル・コミックの常套句とも言える形容詞であり、名前ではありませんのでお間違いなく。
ビーストはX-メンの最古参のメンバーのひとりで、中の人はドクター・ヘンリー・フィリップ・マッコイ(Dr. Henry Philip McCoy)。通称ハンク。
その名の示す通り、いかにも野獣(beast)といった外見と、それに相応しい身体能力に加え、意外にも科学者としての明晰な頭脳をも合わせ持つギャップ萌え(?)ミュータント。
コミック開始当初は外見上の目立った特長と言えばまるでゴリラのように大きな手足くらいだったのだが、色々あって(超大雑把な説明!)全身灰色の毛並みの姿になり、やがて(恐らくは大人の事情で)青へと変更された。
一時期X-メンから離脱しており、アベンジャーズやディフェンダーズ、シークレット・アベンジャーズなど、名だたるヒーローチームのメンバーとしても活躍している。
若い頃は、インテリっぽく戦いの最中にも古典から引用したセリフを発する、というキャラ付けだったようだ。
さて、フィギュアに関しては、ハンク本人の開発した「誰もが一時的にミュータントになれる薬」を摂取した後、元に戻れなくなってしまった姿であり、昔からのファンにとっては、ある意味でお馴染みの姿とも言えるだろう。
逆に管理人にしてみればアストニッシング・X-メンにおけるセカンド・ミューテンション後の猫化が進んだ姿には未だに違和感を感じてしまう。
プロポーション及び造型はまずまず。
もう少し手が長くても良かったような気もする。
カラーリング及びペイントは良好。
バリアントとして灰色のバージョンも存在するが、個人的にはビーストと言えばやはりブルーのイメージが強いので、こちらのみを購入。
可動に関しては今ひとつ。
手首と胸部、胴部の関節がオミットされており、首も口の開いた状態のためか、顎のパーツが干渉して左右にしか動かない。
但し、足首はロールするため、接地性は良好。
ビーストといえば、その運動能力を活かしたアクロバチックな戦い方が特徴なだけに、可動部が少ないというのは、もうそれだけで致命的な欠点と映ってしまう。
まあ、その分プロポーションは良いのだが、最近のハズブロ社の製品は、コストダウンのためなのか、可動を軽視している傾向があるので、どうしても先行きに不安を感じざるを得ない。
以前紹介した、セカンド・ミューテーション後のビーストと。
デザインはともかく、可動する部位の数は段違い。
他のX-メンのメンバーと。
いつの間にかジム・リー版のコスで統一して並べることができるくらい数が増えていたりする。
先のNYトイフェアで、マーベル・インフィ二ティシリーズのエマ・フロストも単品でリリースされることが決まったようなので、そちらを購入すれば期せずしてアストニッシング版のメンバーも揃ってしまう事になる。