或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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アイアンロア社のRPG『タイタン・クエスト』の所でも紹介したが、特撮の神様レイ・ハリーハウゼンの(今のところ)最後の作品となった映画『タイタンの戦い』。
ハリーハウゼンは先ごろピーター・ジャクソンによってリメイクされた、映画『キング・コング』のオリジナル(1933年製作)で特撮を担当したウィリス・オブライエンの弟子にあたる。
CG技術がまだ影も形もなかった頃、映画の特撮はダイナメーションと呼ばれる人形アニメーション技術が活用されており、オブライエンやハリーハウゼンはその第一人者であった。
日本のゴジラ等に代表される“着ぐるみ”には表現しえない、ダイナメーション技術で命を吹き込まれた数々のギリシア神話のモンスターの姿は必見。まさに職人芸である。
余談だが、ファンタジー映画が見向きもされなくなった時期、その技術は専らB級ホラー映画に活用されていたため、ホラーやスプラッタが死ぬほどキライなクセに、特撮見たさに半泣きになってビデオ鑑賞したものだ。
RPGというとブリザード社の名作『ディアブロ』に代表されるように、擬似中世ヨーロッパのファンタジー世界が舞台となるのが一般的だが、先ごろ発売されたアイアンロア社の『タイタン・クエスト』は、古代ギリシアが舞台となっている。(エジプトや中国にも舞台は移るが。)
まぁ、RPGに登場する定番モンスターの多くはギリシア神話からも流用されているので、今更特に違和感は感じないが、男なのに露出部の多い鎧に対しては賛否両論かもしれない。
海外のサイトでも引き合いに出されるように、雰囲気はマイクロソフト社の『エイジ・オブ・ミソロジー』に似ている。
システム的には特にも特に目新しいものはなく、オーソドックスなディアブロタイプのACT/RPGなので、安心してプレイできるゲームだと言えるだろう。特に特撮の神様レイ・ハリーハウゼンのダイナメーション映画が好きな方にはオススメしたい。