或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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映画『コンスタンティン』のオフィシャル・ビデオゲーム。
主人公のジョン・コンスタンティンは、原作コミックではデヴィット・ボウイ風金髪ブリーチヘアのチョイ悪オヤヂだったハズだが、なぜか映画ではモク中で肺ガンの不健康で不健全な黒髪の美青年になっている。いずれにせよキアヌ・リーヴスが演じてるせいで、オカルト版『マトリックス』にしか見えないのはどうしようもない。
ゲームの内容はサードパーソンビューのアクション・シューティングで、振り向きざまに銃を撃つとストップモーションになるあたり、『MAX PYNE』的な要素も加えられている。
また、映画同様“水”が重要なアイテムになっており、体力回復やこの世と地獄を繋ぐポータルの役目も果たしている。
ザコキャラの地獄のデーモンには頭の上半分がないという設定はデザイン的にも面白い。脳ミソがないので本能ムキ出しってことらしいが、是非マクファーレン社あたりでフィギュア化して欲しかった。残念。
ところで、映画でも重要な役目を果たしている“キリストを刺した槍”は後にギレルモ・デル・トロ監督の『ヘルボーイ』でも小道具として使われている。
…まさに楽屋オチ。
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映画じゃなくてゲームの方ね。
マルチプラットフォームで販売され、原作ものと言うこともあり、あまり期待していなかったけどピーター・ジャクソン監督自ら監修したと言うので購入してみた。
CD4枚組と言う量に一瞬恐れを為したが、1枚は丸々メイキング、1枚は24MB程度のスクリーン・セイバーとイメージ・アートだったので実質2枚…ま、どうでもいいけどネ。
さて、肝心の内容は、映画のモーションキャプチャーを流用しているだけあってキャラの動きは結構スムーズだが、操作はかなり大雑把。良くも悪くもコンシューマ向けの造りか。
弾の残数を気にしながらチマチマ進むオーソドックスなFPSタイプのジャック・モードと、豪快な力技をマウスの連打で反映する固定視点のコング・モードがあり、どちらか一方ならすぐに飽きてしまいそうだが、交互に入れ替わってるので結構楽しめる。
特にジャック・モードで巨大なティラノサウルスに追いかけられるシーンはマジで焦る。
ただ、バグが多い、すぐ落ちる、オートセーブ方式で、一度落ちるとかなり前のステージから再開しなくてはならないと難点も多い。(今更パッチのリリースは期待できないしねぇ。)
プレイヤーはいっぺん死んでロードされるまで、一体どこでセーブされてるのか分からないので、バックアップのためにも、一区切りついたらできるだけこまめにセーブしておいた方が無難かも知れない。
おっと、フツウのレビュー記事だね、こりゃ。
【関連記事】
・フィギュア
・DVD
最初のアナウンスは10年ほど前の事だと記憶している。
確かオリジナルの『HALF-LIFE』や、『SIN』と同時期に開発され、出るぞ出るぞと言われつつも、いつの間にか消えてしまったゲームのひとつであった。
まさか10年越しで開発が進んでいたとは露知らず、先ごろ発売がアナウンスされた時はてっきり同タイトルの別ゲームかと思ったが、良く調べたらプロットはそのままで、最新グラフィックにより復活した事が分かった。さすが3D REALMS社が絡んでいるだけのことはある。もしかしてこの手で何食わぬ顔してDUKE NUKEM FOREVERもリリースするかも知れない。遅れていたゲームの発売と天災は忘れた頃にやってくるので注意が必要だ。
ゲームはエイリアンにさらわれたネイティヴ・アメリカンの主人公が、同じく拉致された祖父と恋人を救うためにエイリアンを倒しながら敵の宇宙船内を探索する。
重力場やワープホール等の仕掛けが満載なうえ、主人公には古くから部族に伝わる物質界と霊界を行き来できる能力があるため、マップ攻略の選択肢が増えて、パズル的要素がかなり強くなっている。しょっ中上下が反転するので、この手のゲームで酔いやすい方は要注意。
また、使用できる武器はモンキーレンチ以外、全てエイリアン仕様であり、半生命体風で実にキモチの良いデザインになっている。家庭用ゲーム機では味わえない18禁の世界は、まさにパソゲーの醍醐味。エロゲーではなく、グロゲーなんだけどね。
ありそうでなかったクトゥルフ神話のビデオゲーム。
設定の一部、神々やモンスターの名前、禁断の書などは数限りになく流用されてきたが、そのままどっぷりってのはほとんどない。
しかも銃を撃ちまくるのが基本と言えるFPSときたら、神話世界観にそぐわないので、まず、ありえなーいと考えるのが当然だろう。
しかし、BETHESDA社はやってくれました。
美しいとは言えないまでも丁寧なレトロ調グラフィック、逃げて逃げて逃げ捲くるゲームコンセプト。正気度を失うにつれて歪む視界、飛び交う幻影、聞こえてくる幻聴。しかも、のっけからプレイヤー・キャラクターが精神病内で首吊り自殺する場面から始まるという、救いようのないストーリー展開はまさにクトゥルフちっく。
必死の思いでクリアしたかと思ったら、ゲーム内に神話ランクというフラグが用意されており、実はマルチエンディングだったというオチで一気にSAN値が激減した。
ワイドロード社の『スタッブス・ザ・ゾンビ』。
その名の通りプレイヤーは自我を持つゾンビとなり人間を襲って仲間を増やしながら、なぜか一目惚れした人間の女性を追いかける。男は生きてても死んでてもヤル事は同じってことか。
最初は何がなんだかわからないが、ストーリーが進むうちに、次第にゾンビの過去が明らかにされ、謎が解けて行くようになっている。
舞台は1920年代の古き良き時代のアメリカ調で、ミュージックやグラフィックで上手くレトロな雰囲気を演出している。
全体的にコミカルで、パロディ要素も多分に盛り込まれているので、バイオ・ハザードのように怖さを楽しむゲームではないが、“お約束”がたくさん用意されているので、ゾンビ映画のファンなら楽しめること請け合いだろう。