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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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実は時代小説も割と良く読む。
この作品は前作『妖かし斬り 四十郎化け物始末』の続編であり、故あって始終カラスにまとわりつかれる浪人・月村四十郎、通称"からす四十郎"が主人公である。
妖怪退治というのはジャンルを問わず最も好きなコンセプトであるが、この作品の場合は、一見妖怪の仕業とされる事件の裏に実は人間がいたというパターン。
主人公・からす四十郎は、病気の妻と嫁ぎ先で問題を起こす娘、長崎で遊学中の放蕩息子を抱え、本人も浪人中。友人から用心棒の仕事を斡旋してもらい糊口を凌いでいたが、ある事件がきっけで化け物を退治するという評判が立ち、それ以来何かにつけ化け物がらみの仕事が増えている。本人は到って臆病な小市民なのだが、報酬の高い仕事だけになかなか断れない。そうこうしている内に、いつの間にか、妖怪とあだ名される南町奉行・鳥居耀蔵の陰謀に巻き込まれてしまう。
文体は今風でやや趣に欠けるが、その分読みやすく、物語も連続した短編形式なので気軽に読むことができる。何よりも主人公・からす四十郎のカッコいいのか悪いのか良くわからないところが笑える。

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映画『スターウォーズ シスの復讐』直前のストーリーを描いたスピン・オフ小説。
新3部作からしてそうなのだが既に結末の分かっている物語というのは犯人のわかっている推理小説のようなものであり、いかにして読み手にその"過程"を楽しませるかは全て作者の力量にかかっている。
この作品に関して言えば、既に分かりきっている事実をあえて隠すことによって、この後に続く『シスの復讐』から読んでも、コチラから先に読んでも十分に楽しめるようになっている点が高く評価できる。
公式設定としてカートゥーン(あれは断じてアニメではない)で製作された『クローン大戦Vol.2』とは、ややストーリーが異なる部分があるが、個人的にはこの小説の方がより映画の流れに近い雰囲気を持っていると思う。
物語の流れとは関係ないものの今まで詳らかでなかった、グリーヴァス将軍登場の背景や、謎のジェダイ、サイフォ・ディアスの正体が明らかにされている点でもファンとして実に興味深い作品である。

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久しぶりに出た、F.P.ウィルスンの“始末屋ジャック・シリーズ”。
神の啓示があったかなかったか、そろそろかな?と思った矢先に書店で発見。
ジャックの元に15年間音信不通だった兄から、マイアミに移り住んだ父が交通事故に遭い意識不明の重態だと知らせが入る。抜き差しならない事情により、フィアデルフィアを離れられないと言う兄の代わりにニューヨークを離れマイアミに向かうジャック。そして事件の背後に“異界”の存在が関わっていることが判明する。
今回の目玉はジャックを食った活躍を見せる親父さん。ジャック自身は自分のことを家族の中で特別だと思い込んでいたようだが、父といい姉といい、実はかなり変人一家のようで、この分だと今回伏線を貼る為だけに登場した兄のトムJr.も、大学時代に死んだ母親にも何か大きなウラがありそうな予感がする。

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魔法使い、狼男、吸血鬼…伝説につたわる特殊能力を持つ“異種族”は、自分の能力に目覚めた時点で、光か闇どちらの側に属するかを選択しなければならない。1000年に及ぶ休戦が続く光と闇の軍勢はお互いに協定違反を監視しあい、それぞれナイト・ウォッチ、デイ・ウォッチと呼ばれた。
そして現代のロシア。予言された“災いの乙女”が現れたことにより、力の均衡が崩れ、光と闇、最後の戦いが始まろうとしていた…。
単純なようでいて難解な設定、マトリックスばりのスタイリッシュな映像、情けないの一言につきる主人公、(あくまでも)ロシア的美人。
まぁ、3部作の1作目ということなので、その分を割り引いたとしてもなかなかムツカシイ映画であることには違いない。取り扱い説明書が必要な映画は勘弁願いたい。
でも、傍迷惑な“災いの乙女”は、程度の差こそあれ、どこにでもいそうで、なかなか笑える。
日本語と英語の字幕同時表示はなんとかならんもんかね?

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今だ根強い人気を誇る、サム・ライミ監督の出世作『エビルデッド』。
“死霊のはらわた”という、配給会社のものすごいネーミング・センスによる邦題のインパクトもさることながら、やはり主人公アッシュ役のブルース・キャンベルの鬼気迫る演技は一度見たら忘れられない。
10年ほど前にも一度マルチプラットフォームでゲーム化されてはいたが、ファンの間では期待され、公式サイトも盛り上がっていたにも関わらず、リリースされた作品はクソゲー中のクソゲーであった。
今回の『REGENERATION』は、パッケの売り文句通りキャンベル自身が声優をつとめており、グラフィックもややコミック調だが、丁寧な作りになっている。
ゲームはサードパーソンビュー・アクションで、死者の書ネクロノミコンを悪用しようとするハンニバル・レクター似の医者(またかよっ?!)のいる精神病院に隔離されたアッシュが、美人女性弁護士を助けるために、ショットガンとチェーンソウを手に死霊達に立ち向かう。最初の1~2ステージは、ファンへのサービスなのか、思わずニヤリとしてしまうシーンも多い。

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