或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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米マクファーレン社MMシリーズ5から、T-850エンドスケルトン。
映画『ターミネーター』シリーズに登場するサイバーダイン101型Tシリーズの内部フレーム。
どうやらあのマッチョな人工筋肉はこけ脅しで、このフレームだけで十分動きまわることができるようだ。映画1作目では燃え上がるトラックの残骸の中から、死んだと思われたターミネーターが突然この姿で立ち上がるシーンがあるが、撮影に使用したモデルに光沢がありすぎて、頭部にスタッフの姿が映りこんでしまったらしい。
なお、シュワルツェネッガー自身の骨格もこうなっている。(なってねぇよ)
バリエーションとして胸のパーツの丈が短いものと長いものがあり、画像は短い方(ショート・チェスト)のバージョン。こちらの方が劇中のデザインに近いようだ。
モールドも細かく、フィギュアのデキ自体は非常に良いのだが、同シリーズの他の作品と比べ、値段は一律同じなのに、本体が非常に軽いせいで、手に取った時になんとなく損した気分になるのは気のせいか。
足首に関節がないので、ポージングの幅が限られてしまうのが難。
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M:i-3 ミッション:インポッシブル3 スペシャル・コレクターズ・エディション
J.J.エイブラムス監督、トム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル3』。
一線を退いてIMFの教官になったイーサン・ハントが、かつての生徒の危機を知って、現役復帰。謎の人物オーウェンが狙う"ラビットフット"の正体を探る最中、イーサンの婚約者ジュリアが誘拐されてしまう。
初っ端からショッキングなシーンで始まるのだが、それがあまりにもインパクトが強すぎて映画の途中まで集中できない。
また、推理小説を読んでいてもよくやってしまうのだが、ついつい黒幕を推測してしまい、素直に鑑賞できない自分がいたりする。
それにしても、“ラビット・フット”とは一体なんだったのだろう?
ジョナサン・モストウ監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『ターミネーター3 ザ・ライズ・オブ・ザ・マシーンズ』(2003)でシュワルツェネッガー演じるT850型ターミネーター。
マクファーレン社とシュワルツェネッガーの因縁は深く、かつてMM4でターミネーター2のフィギュアをリリースする際にも結局肖像権を得ることができず、製品版では顔を判別不能なくらいクラッシュさせた状態でなんとか販売にこぎつけたという経緯がある。これは、シュワルツェネッガー側の「自分のフィギュアが銃を所持していると暴力的でイメージが悪くなる。」という主張によるもの。今回も一抹の不安を感じたが、マクファ社は強気の姿勢を崩さなかった。
ところが、シュワルツェネッガーがカルフォルニア州知事候補に名乗りを挙げた時点で雲行きが怪しくなって来る。
結局、製品版では固定サングラスが装着されることとなり、一時はサングラスの外れるバージョンがあるというウワサが流布したが、まもなくそれがデマであることが判明。ファンの間に“またかよ”というあきらめの空気が流れた。
しかし、コンベション会場でスタッフが「ダメージヘッドのバージョンもあるよ」とコメントしたことにより、状況は一変。事実、後期出荷版ではT-850のフィギュア2体は、ダメージを負いつつも素顔で登場し、にわかにファンを狂気乱舞させると同時にあわてて注文に走らせた。あくまでもウワサだが、どうやらシュワルツェネッガー側との契約がギリギリまで間に合わなかったらしい。
後期版は好評につき、追加生産の予定もあったが、映画の公開から時間が経っていたため、さすがにそれはポシャったようだ。
画像はT-850のプチカスタム版。というのも、オリジナルの顔は、シュワルツェネッガーと言うよりもジョン・トラボルタに似ていたので、同シリーズの“T-850 with COFFIN”のヘッドを流用している。
なお、12インチフィギュアでもタワーレコード限定で素顔バージョンが存在する。
米マクファーレン社のムービー・マニアックス・シリーズ7から、ジェームス・キャメロン監督、シガニー・ウィーバー主演の映画『ALIENS(邦題エイリアン2)』(1986)で、マイケル・ビーン演じる宇宙海兵隊ヒックス伍長。
こちらも同シリーズのロボコップ同様以前からファンの要望が強かったキャラクター。
映画では海兵隊唯一の生き残りという美味しい役柄だったが、エイリアン3では、宇宙船の不時着時の事故により“頭の潰れた死体”という悲惨な登場の仕方をすることになる。
フィギュアのデキはまずまずだが、顔はペイントの加減か、あまり似ているとは言えない。キワものの多いMMシリーズの中では地味な存在で、ロボコップに比べてあまり人気があるとは言えなかったようだ。
サンプル・ショットが公開された時からヘルメットを装着した画像が見られたため、バリエの存在が憶測されたが、めでたく、というか、やはりというかMTCC限定版で発売され、むしろこちらの方が人気があったようだ。
米マクファーレン社のムービー・マニアクス・シリーズ7から、オランダの変態監督ポール・ボーハーベンがメガホンを取り、ジェームズ・ウッズがスーツと悪戦苦闘しながら主演を務めた映画『ロボコップ』の主人公ロボコップ(=アレックス・マーフィー)。
最初、マクファ社の公式アナウンスを目にした時には、快哉を叫ぶとともに、もしかしてダメージ・バージョンとか、素顔バージョンではないかと疑ったものだが、いざ蓋を開けてみるとごく真っ当なフィギュアだったので、安堵するとともに少々肩透かしを喰らった気分がしたものだ。
確かに公式サイトのフォーラムではロボコップのフィギュア化の要望が強かったが、まさか、“あの”トッド様がGo!サインを出すとは夢にも思わなかった。
しかし、MM7に含まれるその他のフィギュアと言えば、往年の名作スプラッタ・ホラー映画のリメイク版『テキサス・チェーンソー・マサクル』がメインであり、しかも映画公開から随分と経っていたので、確実な売れ線でも入れなければこのシリーズ自体が不発の憂き目を見る事は明らかだった。
さらに、現在日本でマクファーレン社の代理店をしているタカラがロボコップの版権を所持していないため、代理店版が販売されないという情報が流れた。ただでさえ売れ線なのに、代理店版がないとなれば一大事である。セット買いも検討したが、とりあえず、やや割高だが、いち早く輸入版の個体を入手することができたのは僥倖であった。
結果として、やはりこのロボコップだけが飛ぶように売れ、追加生産もされたらしいので、今では比較的容易に入手できる。近年のマクファには珍しく可動部も多いし、足首の動きに合わせて踝のシャフトがちゃんと上下するあたりの芸の細かさは、さすがマクファといったところか。