17.11.04 BOSS FIGHT STUDIO VITRUVIAN H.A.C.K.S. MINI KITS / OLD ONE

こっちはタコ。

タコとエビの区別がつかないけいたさんは、料理は肉か魚か野菜という超大雑把な分類しかしないうちのヨメといい勝負。

そんなワケで、拙ブログでも度々けいたさんが紹介されているＮＴさんのブログ、『しょうけら覚え書き（仮）』と相互リンクを貼らせていただきました。

ご迷惑かも知れませんがここはひとつ、ＮＴさんには野良犬に噛まれたと思って諦めてもらいましょう。

ついでと言ってはなんですが、本日は米ボスファイトスタジオ、VITRUVIAN H.A.C.K.S. ミニキットからオールドワンをご紹介。

オールドワン（古きもの）とは、ＳＦホラー作家、Ｈ.Ｐ.ラヴクラフトの一連の小説から端を発した“クトゥルフ神話”に登場する地球外生命体のことである。人類誕生よりも遥か昔に宇宙から飛来し、地球を支配していたが、星辰の位置が変わったことによりその力を失い、現在は仮死状態で眠りについている。



そうしたオールドワンのうち、特に強大な力を持つものはグレート・オールド・ワン（旧支配者）と呼ばれ、その中で最も知名度が高いと思われるのが“大いなるクトゥルフ”、または“偉大なるクトゥルー”と呼ばれる存在である。



クトゥルフ（クトゥルー、クトゥリュー、クルウルウ、ク・リトル・リトルとも呼ばれる）はゾスの星から太古の地球に飛来した生物であり、その風貌はヤリイカまたはタコに似た形状の無数の触手の生えた頭部を持ち、鉤爪のある腕にコウモリのような羽、全身は緑色の鱗に覆われ、大きさは30メートル以上といわれている。
また、クトゥルフの眷族には姿形こそ似ているものの、もっと力が弱く身体の小さな“落し子”と呼ばれる物も存在する。
それでも人間より遥かに強いことは言うまでもない。



現在は眷族と一緒に海底に沈んだ古代都市、ルルイエで仮死状態のまま永遠（とこしえ）の眠りについているクトゥルフだが、星辰が適切な位置に近づいた時や地殻変動などの理由によってルルイエが海面に浮上した時、クトゥルフの思念のごく一部が外の世界に漏れ出し、感受性の強い人間に悪影響を及ぼすことがあるらしい。



さて、オールドワンのミニキットは、版権の問題から明言こそしていないものの、そのクトゥルフ神話から着想を得たと思われる。
タコに似た頭部と、吸盤のついた触手のような形状の左右の手、人間の信者の被る冠と禍々しい形のナイフが梱入。
これは余談だが、クトゥルフ神話を題材にしたＴＲＰＧ、「クトゥルフの呼び声」には邪教徒がつきものなのである。



前回同様、同色のブランクスを使用し、頭と手のパーツを交換。



頭部が大きいため非常に安定が悪く、素立ち以外で自立させることは困難を極める。
また、付属するスタンドも、この場合お世辞にも使い勝手がよいとは言えない。



頭部下部にある穴にはボールジョントがフィットせず、ただ窪みに挿して載せてあるような不安定な状態。



念のため他のカラーも確認してみたがいずれも同様の造りになっているのでエラーとか個体差ではなさそう。
その代わりとでもばかりに２本の長い触手が背中側にも伸びているため、前の触手と後の触手を使ってボディを挟み込む形である程度固定が可能。



個人的にはクトゥルフというよりも、メタルナに見えないこともない。



こちらはオールドワンを崇拝する邪教徒の被る冠と、いかにも血生臭い儀式に使用されそうな短剣。



もちろん武器としても扱えるが、



やはり、最期はこういう使い途か。



以前紹介した米ハズブロ社のインディ・ジョーンズベーシックフィギュアのヘンリー・ジョーンズ博士と、



同じく、マリオン。



それっぽいフィギュアを配置して、パルプマガジンのカバーアート風にクトゥルフ神話のワンシーンを再現してみたりしても結構楽しい。



こうなってくるともうなんでもアリだな。